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◇ Fender
1958 Precision Bass
neck: One-piece maple neck
body: Solid alder (3-tone sunburst )
with Original gold guard and Kluson tuners
ドナルド・ダック・ダン(Donald "Duck"
Dunn )というベーシストがいる。Booker T & The MG'sの一員として60年代のstaxサウンドを支え続けてきた人である。後に彼が参加したThe
Blues Brothers Bandを聴いて私はすっかりその音のトリコになってしまった。
「ダック・ダンと同じあの金色のピックガードが付いたプレベが欲しい!」
当時ライブハウスで対バンになって親しくなった原マサシというギタリストにこうもらしたところ「それなら俺の行きつけの楽器屋にあるよ」とのこと。早速案内してもらって行ったのが『Hyper
Guitars』、そこにあった。モノもいいが値段もいい。さんざん迷って購入を決意。以来、私の“No.1”はコイツであり続けている。ダック・ダンと同じく、フラット・ワウンドの弦を張ったコイツの音を誉められると私は非常に嬉しいし、誰か他の人が弾いているのを見ると「あぁ、俺のベースってカッコイイな」と思ってしまう。
長年使っているせいで、数々のトラブルも経験した。その都度フレットを打ち替えたり、マイクのコイルを巻き直したり……。いろいろ手直しを加えることによって、オールドモデルとしての価値は下がっていくのだろうが、私個人にとっては、だんだん自分のものになっていくようで気分がいい。なにやら、ダック・ダンのエモーショナルなプレイ、そして当時から今に至るまでそれを好きであり続けている自分の気持ち、それらがだんだん自分のベースに込められていくような、そんな気分になるのである。
貝瀬裕之
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